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古代祐三・川島基宏 / BARE KNUCKLE III

ベア・ナックルIII(1994)というメガドラのゲームのサントラ。
これがハードコアテクノというかトランステクノというかインダストリアルの要素の入ってて(ちょっとナイン・インチ・ネイルズ?プロディジー?はまたまAFX??)、音を聞いただけではGMとは思えないクオリティ。
この古代祐三は古くからGMを手がけている人なんだけど、現代音楽方面に強い川島基宏と組むことでイイ感じになって(アヴァンギャルド、要はキ○ガイ系)、いまではゲーマーに「古代はダメになった」とまでいわれるようになった(寧ろイイ傾向)。
とにかく一枚のテクノアルバムとしての価値はあると思う。この後もこのコンビで『バトルバ』とかキチ●イ系のサウンドを突き進む・・・

ゲームは現在、PCで楽しめる模様。。。


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『アヴァロン』雑感

【初出:2001年1月20日】
久々の押井、というか、このところ見たい映画がラッシュで、既に去年に劇場で観た映画の本数に並んでいるという近年稀に見るエライ状況で、文化に触れられてウハウハなのである。なんだか久々に古巣に帰ってきたようで、そのなかに押井が入っているというのがなんとも嬉しいじゃありませんか。
で、今回のアヴァロンですが、前作の攻殻からどうも最先端SFXのトンがった(今日日いわないか)ハリウッドも注目の的、みたいな扱われ方で(宣伝文句もハリウッドでは出来ない映像…みたいな言われ方だしね)、正直、敢えて押井守を巡るムーヴメントから距離を置いていた。その間、過去の作品を見返していたりはしたけど、どうも公開以外のイベントに行ったりのオッカケは憚られたのだ。
でも、注目されることは悪いことじゃないし、どんな文句であれ、ああいう映画が多くの人の目に触れられる機会が増えるということはいいんじゃないかな、なんて無責任かつ好意的に思ってもいた。その中のひとりでも、「こりゃ、いい意味でとんでもないものみちまったな」と思えればいいわけで…。

しかし、商売的な売りって、そういう宣伝文句しかないんだよね。有名アイドルが出てるわけでも美少女アニメでもないし。案の定、人狼の喧騒は何処へ…という客入りだったけど。でもなんで人狼あんなに集客あったんだろう?? でもやっぱり前情報を極力いれない主義としては、アヴァロン、押井映画として楽しめるのかな、という不安は相当あった。まあ、こう思う時点でメディアにおどらされているんだけど。

結果から言えば、見事にその不安は玉砕されました。よかったよかった。と、手放しで称賛できるほど、大絶賛!という気分には、観賞直後、なれなかったのも事実。「お前が心配するなよ」という余計な心配を抱えることになろうとは。それは、「こんなもん全国ロードショーすんのかよ!!?」である。

俺=世間じゃないし、凹凸があるから始めて平均があるんであって、自分を一般だとはおもっていないけれど、でも、にしても、これ、世間的に[楽しい]という要素がないよ。ボクに言わせれば、以上の文脈では、はっきり言って「落ちてない」。


これまでの押井作品でも、一応、世界が収束するというか、真偽は兎も角、可能性としてのある世界の一応の終幕は見せているわけだ。北野映画だって、見せてはないけど、銃声は聞こえるわけだ。つまりはそういうことだ。

映画の快楽というものを映画であることだけにどれだけ見出せるか。トレーニングとかいいたくないけども、でもそういうものを積んでいないと、「なんじゃこりゃー」状態なわけで、「結局あの悪党は死んだの?」みたいな話すら出来ない。ここまでやってくれると痛快なはずなんだけど、自分としても正直戸惑った。始めに述べたように、こういった事態以前の、実にくだらないことに不安を抱えていたのだから。

そんな一般鑑賞者へしょうもない不安を抱くというのも、先日、興味深くも実にくだらない話を聞いたからにほかならない。知人の母親が映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」にいって、実に憤慨して帰ってきたというのだ。泣ける映画らしいし、ボク個人的にも泣けるという文脈ではなく興味を持っているのだが、それはともかく普通の主婦が観て憤慨するとはどういうことかと尋ねてみると、どうもラストがハッピーエンドじゃなかったこと、それに尽きるらしい。

ハッピーか否かの是非は兎も角、新春早々、ブルーにさせるな、ということらしいのだ。これにはあきれるというか、言葉を失ったが、ともかく映画を観るという行為は少なからずの人々にとってそういうものであるらしいし、映画を観てよかった、つまり観賞料金にみあうものであり、そうでないものはつまりは金返せ!であるらしい。この話を聞いて、何も言えないというのはまさにこのことなんだろうな、なんて冷静に思ってしまった。

こんなことがあった矢先だから、アヴァロンが全国ロードショウという事実が恐ろしいのだ。


で、お前は結局どうだったのか、といえば、実はこうして文章をうっている今の方が、感動している。久々に後から来る映画で、朝早かったものだから昼寝をしたのだが、夢に出てきた。自分がゲームに参加しているとかそういうチープな夢(夢とは概ねチープなものだが)ではなくて、映画のカットが次々と、そして延々と、それこそ走馬灯のように脳裏を駆け巡るのだ。善か悪かという話はしたくないが、いうなれば悪夢のようなものだった。全体で観て、演出的な見せ場、全体の文脈からのダイナミズムは正直なかった。だから観て直ぐの感動はなかったように思われる。たまごを割るとか、サブコントロールに鳩がいっぱいとか、少女の街とか、だから遅すぎたといっているんだ、などなど。

でも、でも、これは残る。CGでどうのとか、軍が協力してどうのなど、そういった映像のことではなくて、映画の画(らくごのごみたい)としての、負のパワーとでもいうのかな、メチャメチャ間接的に、背中から迫ってくるようなイメージの連続(=映画)である。非常に稀有で、久々に味わう、映画の特権であるだろう恐ろしくも求めずにいられないものがあった。こういうものが最もリピート率が高い気がする。

これは付合いが永くなりそうだ。この映画と自分の関係、その今後が楽しみだ。


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Mark Bell / FAWN EP

激ヤバ!な一枚。LFOのマーク・ベルのFAWN名義のソロシングルは、フロアでもだまして使えそうなミニマルものに混じって、インダストリアルノイズミニマルでキ●ガイ系。イっちゃってる実験色の濃い粒が揃ってます。
cycleBlessともに名作。名盤。ばりマスト!
・・・でもプレミア付きすぎ!高っ!

www.novamute.de/ release/nomu40.shtml


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Buckfunk 3000 / FIRST CLASS TICKET TO TELOS

ブログの更新の遅さをなんとか克服せねばっ

・・・ということで、5~10年前に自前のサイトにUPしてたテクノ系ディスクの短いレビューを、思い出したら即UP!していきたいなぁと。気負わずにダラダラと。


何と形容してよいものか。とにかく聴いてみないと何とも言い様のない音。モンドっぽくもあり、ハウスっぽくもあり、アンビエントな曲もあり、とにかくジャケ写からも伺えるようなチープでモンドな世界。
でも曲は異常によく出来ていて、3曲目から駆け抜けるように繋がっていく一連の曲のダイナミズムはすさまじいものがある。3000GOODBYAあたりになるとかなりヤバイ。タイトル曲となるFIRST CLASS TICKET TO TELOSはモンドだけどワビサビの世界でキちゃってます。

現在の雑感)

未だにメチャお気に入りのジャケ。マイジャケベスト10入りかも。ヘボイ。音もヘボイ。ヘボ好きはマスト。でもプレミア付きすぎ! 当時買っといてよかった。

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他愛もない内輪ネタ~映画『立喰師列伝』雑感その4

その1  | その2  | その3 | その4(オマケ)


観劇からだいぶ時間が経ってしまい、語るモチベーションも低下してしまった今となっては、DVDによる再鑑賞後に記すべきだと思うが、まぁ備忘録として思いつつままに書き並べておこう。
それもこれも、暫く放置しておいた自分の責任なのだが。。。


渋谷で公開されていた劇場「シネクイント 」はリニューアル後の杮落としとして妙に力を入れていた。場所柄、シネマライズ至近、それもパルコ内とあればもう少しコ洒落た映画でもかければいいのにと思うが、まぁ内部にそういう人がいたんでしょう。前夜祭やらなんやらとやたらにイベントをしかけ、押井作品の立喰ネタ、それも「うる星やつら」の立喰ウォーズあたりを上映してしまう程の力のいれっぷり。押井ストを自称する輩でも押井CDうる星をコンプリートしているのはどれだけいるんだろうか。「ヤットデタマン」もかけたみたいだし、そういう意味では貴重な上映会だったといえるかもしれない。
流石にジリオンのビーフボールまではフォローし切れてないようだったが(丸輪零の名義で脚本。あれ、Wikiで演出になってるけど、演出したかなぁ?? )、今回はそういう話をする予定じゃなかったのに、逸れまくってしまった(^^ゞ


紅い眼鏡劇中に、「紅い眼鏡」の映像などが挿入されたりしていたが、これにはキャプションもついていたし、気づいたというレベルの問題ではない。 もちろん、犬丸のゴトが「御先祖様万々歳!」のそれと告示していたことは指摘に値しないだろう(構成上の問題が、語りの間合いが短く、本来のものと比べてとても物足りなかったことは付記しておこう)。
自分にとって押井作品の1番というのは決めがたく、いくつもの作品が時期時期に浮き沈みするが、特に思い入れのある作品の内の一つに、「ストレイドッグ」がある。宣伝上、どうしても“地獄の~ナンチャラ”というタイトルにしたかったらしく、公開時は「ケルベロス~地獄の番犬」になった。フジテレビが絡んでいて、深夜帯にはTVスポットも打たれていたのだが、これがなんともVシネマのようなもので、実際劇場にヴァイオレンス銃アクションを期待して呆気に取られているカップルを目撃した。
まぁこの映画自体、ドンパチやります、プロテクトギア50体ドカンと出します、といって、既成事実だけつくってだまくらかしてでっち上げられた映画のようで、全然そんな内容ではないのだけど(プロテクトギア50体にいたっては1カットのみ!!)、映画内に流れる時間がすごくユル~くて、なんともいえないトリップ感があって、好きな風景だけに囲まれてたゆたうような時間がもう堪らない。晦渋なる台詞回しとかないんで、ファンの間でも黙殺に近い扱いを受けている映画(先に記した公開記念イベントで上映された作品のうち、パトレイバーの「その名はアムネジア」自体がストレイドッグ 「ストレイドッグ」のパロディで、音楽も川井憲次自身が自作をパロったような曲になっていた)。
で、その既成事実のプロテクトギア50体が牛丼の牛五郎軍団のシーンと配置がソックシ! カメラを引きながら、どんどん牛五郎が逆三角形の配置に増えていくというもの。それも背景が真っ黒(この映画全編通して背景が黒ばかりだけど)な上に増えていくものだから、「うる星やつら2」で面堂終太郎が、この世界は誰の見た夢なのかを推理するシーンの逆回しのようで、このあたりはニヤニヤしっぱなしだった。


他にもいっぱ~いあったのだけど、御免、完全に失念。
これじゃ備忘録にもならないのだけど、他に気づいた方はコメントくれると嬉しいッス。DVDで見返したときにでも続きは…書くかなぁ(~_~;)


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